記事No.168 へのコメントです。
10月16日早朝高速沿いの気温計が10度を表示しているのを見る度,
「バイクで来るんじゃなかった。」と北川レプヘルの中で呟きながらカウルに潜り込んでTIに向けてアクセルを握る男が居た。
前夜遅くまで宿題に追われて睡眠時間が無いにもかかわらず5:00に出撃,
未だ夜が明けない5:38に高速に乗りひたすら西を目指して走行。
所沢ナンバーの白い74ワゴンを追い越したりして,めげそうになるサーキットへ向かう高揚感をなんとか維持する。
京都東からの夜間通行止めを大津SAで調整したり,天王山トンネル手前の3車線区間でJZA100チェイサーと遊んだりしてアッという間に阪神高速は京橋PA。
前戦鈴鹿で渡辺篤サイト管理人と「年内に1回はバイクでレース観戦」を予定していたのだが,
前週の台風により「事前練習が出来ず,ぶっつけ本番でTIまで行くのは自殺行為なので断念します。」との連絡があり,
吹田SAはバビューンと通過した。(同行していたら内容はかなり変わっていたに違いない。)
国道・県道をだましだまし走ってTIサーキットの入り口でガス欠となり上れなくなりながらも(ちゃんとコック切り替えて上っていったけど)無事に到着したのは9:46。
初めて鈴鹿以外のサーキットにバイクでレース観戦に訪れたのであった。
(オートポリスはバイクで訪れたことある。)
10時前でこれからが本番のレース観戦だというのに既に323キロを走行出来たのは,
ひたすら「レースを見たい。」という思い以外の何者でもない。
お楽しみを控えている彼の職場が4日後に襲来した台風23号によりオーバーフローした1級河川によって床上50センチの被害に遭い,復旧に1週間を要する事態になるコトはこの時はまだ誰も知る由もなかった。 [ この記事にコメントを返信する ] [ 原文引用 ]