記事No.78 へのコメントです。
スターターのピストルが鳴る前にダグポーレンばりのスタートを決めた人達は,カメラマンの待つ辺りまで我先にダッシュし最高の笑顔を決めているが,
ピットスタートの我々はカメラマンの背中を見ながら,
長い長い鈴鹿フルコースへと挑んだのだった。
ファン感謝祭に参加しているドライバー・ライダーの何人かが早朝マラソンに参加していたが,しんどそうな顔でスタートラインに向かっていた伊藤大輔選手(全日本GT500クラスにARTAからNSXで参戦・監督はドリキン土屋)がスタート直後のメディカルセンター辺りで芝に寄っていった。おいおい,早々にエンジントラブルか!?
「送れだしたら見捨てて先に行く。」と渡り鳥の群のような約束をしていた3人だが,全然やる気マンマンの民辻選手には付いていけず,
1コーナーまで着た時には「ドコ?民クンドコにいるの?あー,もう見えない,,,」とスタートしたことを激しく後悔していた。
この辺りで我々の周りには早々に1コーナーから2コーナーの芝の上をショートカットする人が続出していた。
「鈴鹿サーキットを自分の足で回りコースをより深く知る。」と云う小学校の夏の自由研究にしたら大賞をとれそうな目的を持っている為,ひたすらアスファルトの上を走っていると,
1コーナーから2コーナーまでは舗装が思いの外荒れているのに気付いたり,
ストレートに比べて非常に狭いのに気付いた。
ふとコースの内側にある駐車場(数年前,雨の日の四輪レース開催時に池から溢れ出した水で関係者の車が全て水没したアノ場所である。)に目をやると,
今朝見かけた猛獣を積んでいる車達が集合していた。
「ドコのクラブも同じ車種が並ぶとキレイに列べてみたくなるんだなぁ。」と遠目に眺める。
暫くすると芝の上を走って来た人達と合流したのだが,
芝は足が潜ってしまってかえって疲れるらしかった。
(砂浜走ってるみたいだそうだ。)
バイクではサーキットクルージングや8耐パレードでゆっくりではあるものの走ったコトはあるのだが,
2コーナーからS字までのストレートが意外に長いコトや,
逆バンクの手前の左コーナーが想像以上に登っていたり,
逆バンクと10%勾配の間はほんの少しだけ下っていたりとホントに自分の足で回らないと分からないコトのオンパレードだった。
(東コースですらこんなに知らなかったコトがあったのだ。) [ この記事にコメントを返信する ] [ 原文引用 ]