記事No.3081 へのコメントです。
最終コーナを見下ろすスタンドには声をからして叫ぶ自分が居た。予選終了間際、玉田がトップに躍り出たのだ。
すかさずロシ・セテがタイヤ交換の為ピットに入る。
こんなに面白い予選は久しぶりだ。
昨年の開幕・鈴鹿以来である。
以前はF-1でも見られたが(セナ・プロスト、ベルガー、マンセルの時代)
今のF-1でこんなにドキドキ出来ない、、、
ワークスホンダが出撃に備えている。
ローマの皇帝も黙っていない。
タイムを上げてくる。
誰かがタイムを更新すればソレを見てピットを後にするその光景には、
懐かしさと嬉しさが存在している。
ロシが最後にタイヤをフレッシュに替え、
ビアジ・玉田のタイムを塗り替えようと出撃する。
果たして、2周しか保たないと云われるミシュランの予選スペシャルタイヤはランキング首位のイタリアンの走りに応えるコトが出来るのか?
昨年の開幕のように最後の最後に1人アタックし続け、
大どんでん返しが待っているのか?
大いに楽しませてくれた予選は、皇帝ビアジ・たやまん・ロシ・セテのホンダ211Vがフロントローを独占した。
ビアジ・ロシ・セテがほぼ最新スペックのマシンなのに対し、
玉田はBSタイヤの開発をしながらこのポジションに着けている。
昨年、全日本で圧倒的に戦闘能力の劣る市販車ベースのマシンで本物のGPマシンを追い掛けていたあの姿勢は変わっていない。
明日の決勝が期待できる。
彼ならこの半年日本人が思い続けていた想いを叶えてくれるかも知れない。
世界の中で走り、世界の走り方を知ってるライダーよりも、
そんな壁をブチ破ってくれるかも知れない。 [ この記事にコメントを返信する ] [ 原文引用 ]